お地学万々歳

怒りの地震

さすがに地震波は知ってると思って進行してゆく。

地震波が最初に発生したところを震源、その真上の地点を震央というのは中学レベルである、が高校レベルでもほぼ変わらないの何なん?

地震波には2種類あり、P波とS波である。PはPrimaryのPであり、SはSecondaryのSである、つまりP波が先に来てS波が後にくる。

またP波は縦波なので固体液体気体のすべての物質を伝わっちゃう~。S波は横波だから固体中しか伝わらない、つまり外核(液体)の部分はS波が伝わらない。

またVp>Vsである。P波が到着してからS波が到着するまでの時間を初期微動継続時間というが如何せん長いし中学の頃はこれを書くのは億劫だった。しかし朗報である。PS時間と表記しても構わないのである。

 

震央から観測点までの距離(震央距離)を横軸にとり、地震が起きてからP波が届くまでの時間を縦軸に取ったグラフを(P波の)走時曲線とよぶ。非常に重要なグラフであり、簡単に点数が取れるので重宝もする。

 

走時曲線は途中で折れ曲がる点がある。なぜ折れ曲がるか?それは地球内部の構造が関係してくる。

地球内部は簡単に言うとモホロビチッチ不連続面(自身は速度が不連続に増加する境界面)が存在し、そこから上が地殻、下がマントルという。

これを前提に、地震波は地殻を伝わるものと、マントルを伝わり屈折をして地上に表れるものがある。マントルでの地震波速度>地殻を伝わる地震波速度である。

しかし、これだけでは走時曲線が折れ曲がる理由になってない。直接地殻内を通る地震波はマントルまで伝わる必要はないため、ある程度の距離まではそちらのほうが速く伝わる。しかし、マントル内を通る地震波が地殻内を通る地震波を抜かすと、マントルを通る地震波が先に伝わるようになる。つまり、そこから先の地点ではより速度が速い地震波が伝わってくるため傾きが変化する=折れ曲がる点が出てくるということになる。

走時曲線から地殻の厚さを求める式d=l/2√(V2-V1/V2+V1)という公式が存在するが、この導出は

地殻の斜めの長さをmとおく、d=mcosθ=m√(1-sin^2)から頑張って変換してくれ。書くのめんどくさいから導出は省略いたす。

先述した通り、外核は液体である。つまり、地震波がそこを通ると屈折をするのである。震源を0度とすると、103°から143°までの間はこの屈折によってP波が伝わらない地点が存在し、それをP波の影という。

すぐに矛盾したことをいうような気がするが、103°から143°までP波が伝わらないといった。しかし、110°の位置にP波が観測されることがある。これは、内核が存在し、それが固体でありそこでP波が反射することでここに観測されると結論付けられた。

 

地磁気だよ~ん(疲れた)

地球の磁気とそれによる磁場を地磁気という。頭にアルミホイル巻いてる人たちはそもそも地球にいるだけで磁場の影響をうけてることに気づきましょうね。なんてたわごと言ってないで、地球の磁場は自転軸に対して10°ほど傾いて存在してる。まるで棒磁石のようである。地球上での地磁気の強さは全磁力、水平分力、鉛直分力で表され、向きは偏角、伏角で表される。このうちの偏角、伏角、全磁力の3つがわかれば地磁気の強さと向きの決定ができる。こいつら地磁気の3要素っていうんだ、3大好きだね。

地磁気は実は数回逆転現象が起きている=今の方位磁石を逆転してる時期に持っていったら北をが南をさしちゃう。なんでこれがわかったかっていうと、鉱石が地磁気を記録してるんだよね。これを残留磁気という。地磁気の向きに物質が磁化するからそれのせいで鉱石の粒子中にあるじきが堆積当時の地磁気の方向に並んで堆積しちゃう。

ちなみに地磁気の逆転の仮説を立てたのは日本人の松山基範って人だよ。

白亜紀は長い間現在と同じ地磁気の向きをしてたんだで^^

ほんじゃ今回は適当にこれくらいでまとめ終わりたいと思うで。読んでくれた人ありがとな。適当だから内容に不備あるかもしれんけどそこんとこは流してくれると助かるだで。ほな、またの~~~!!!

お地学万歳

地学というもの、我が校には選択肢としての存在はしない、が、敢えてそれを選択した。ここからも社不感や逆張り感が出てるかもしれない。今日は簡単にジオイドについてまとめていく。

 

ジオイドというのは聞きなれないかもしれないが、簡単に言うと平均海水面を陸域にまで延長したということである。この平均海水面で地球全体を覆った仮想の面をジオイドという。このジオイド、何に使うかというと標高を測るときである。

ジオイドは地球内部にある物質の密度で絶えず変化する。これは地球内部の密度の影響で重力の方向が変化するためである。

また、ジオイドの形に最も近い回転楕円体を地球楕円体と呼ぶ。標高とは、回転楕円体の高さからジオイドからの高さを引いたものである。